第14回新潟県ベンチプレス大会レポート
[ノーギア競技・フルギア競技]開催要項

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10月20日(日)今年も新潟国際情報大の学園祭と同時開催で新潟県ベンチプレス選手権大会が行われました。いつもながら大学の藤瀬先生をはじめフィットネス研究会の方々にお世話になり大変感謝しています。今回は初の試みでノーギアとフルギアを分けて同日開催しました。エントリーはノーギア24名フルギア12名ダブルエントリー2名で棄権1名でした。ノーギア競技名称はついてなかったのですが第1回新潟県オープンベンチプレス大会とつけたほうが好かったかなと個人的には思いました。 

JPA理事の東郷様から挨拶
新潟国際情報大学、山本選手の選手宣誓

主だった観戦記を書きます。始めにノーギア競技から女子は3名参加。52kg級岩城選手が堂々1位。いきなり日本記録の75kgを難なく挙げ第2試技80kg失敗。第3試技は行いませんでした。フルギアも参加しておりそちらでも日本記録狙えるための処置でした。60kg級西野選手(大会事務局)が1位。第1試技62.5kgを挙げ第2、第3試技67.5kgを挙げましたがルール上失敗。67.5kg級橋本選手、国際情報大の講師で全日本パワー経験者が久々の参加で1位。第1試技50kg挙げましたが失敗。記録は第2試技の55kgでした。男子の部。67.5kg級佐藤選手が1位第1試技130kg挙げ第2試技140失敗第3試技140kgを成功させました。彼はジムなどではトレーニングしてなくフォームはだめで力だけで挙げていた感じがしました。なんと彼はノーギア男子MVPをも獲得。2位には野中選手が記録130kgでした。いつも大会スタッフとして司会を担当、今回久々の選手復帰で3試技とも成功惜しくも1位にはなれませんでしたが力のあるところをみせつけました。3位には国際情報大の学生吉田選手がはいり、記録は自己ベストの80kgでした。彼は大会10日前にアジアチャンプの渡部選手のアドバイスがあり自己記録を達成しました。75kg級渡辺選手が1位。新潟県のパワーリフティングを引っ張って来た。言わずと知れた大御所。ベテランの素晴らしい技で3試技とも成功し記録は150kgでした。82.5kg級金山選手が1位。去年は失格しており今年は第3試技目で130kg成功し、やっとのところで雪辱を果たしました。90kg級杉山選手が1位。彼はノーギア、フルギアともエントリーできるのですが今回はなぜかノーギアのみの参加。去年はケガで不参加。3試技とも成功し記録は142.5kgでした。去年参加できなかった思いをぶつけました。110Kg級西野選手(女子60Kg級西野選手のご主人)が1位。彼はこのような大会二回目で3試技とも成功させ記録は自己ベストの125kgでした。125kg級張選手が1位。彼は台湾からの留学生で初参加。記録は第2試技で成功した180Kgでした。あと一歩で日本記録をねらえました。初めてのノーギア大会でしたのでこの大会の1位の記録を新潟県のノーギア大会記録としました。および女子52kg級岩城選手の記録は日本新記録でしたのでJPAに申請しました。

岩城選手、ノーギアでも日本新記録
あやや、スタート前に試技をしてしまった!
125Kg級の張選手、200Kgに挑戦したが・・

続いてフルギアの部。女子5名、男子7名のエントリーでした。女子から。44Kg級陣谷選手が1位。彼女はフルギアの部参加なのにベンチシャツ未着用で記録は42.5Kg。48Kg級渡辺選手が1位。第1試技65kを成功させ第2試技で自己記録でもありマスターズ日本記録と同重量の67.5kgに挑戦しましたが失敗、第3試技でマスターズ日本新記録となる70kgに挑戦し難なく成功しマスターズ日本新記録達成となりました。52kg級岩城選手(今年の全日本ベンチ優勝者であり去年世界ベンチ2位)が1位。第1試技105kgを成功させ第2試技で挙げれば日本新記録となる110kgに挑戦し難なく成功し日本新記録。第3試技で120kgに挑戦しましたが全然挙がらず失敗。彼女は女子ノーギア&フルギアのMVPに輝きました。60kg級西野選手(大会事務局であり今年の全日本ベンチ56kg級3位、去年の世界ベンチ経験者)が1位。第1試技で82.5kgを成功させましたが第2、第3試技失敗し自己ベストに及ばない結果となりました。Wエントリーのための影響なのか?この結果に本人は納得してなかったです。2位には熊谷選手(今年のマスターズベンチ優勝者)が入りました。第1試技で自己記録でもありマスターズ日本記録と同重量の60Kgを成功させ第2試技でマスターズ日本新記録となる65kgを失敗第3試技で同重量を成功させマスターズ日本新記録達成となりました。続いて男子。52kg級滝沢選手が1位。記録は100kg。自己ベストに及ばない結果となりました。60kg級五十嵐選手が1位。彼はサブジュニアの選手で今春の県パワーでデビューし県ベンチ初出場。第1試技97.5kg、第2試技102.5kgを成功し第3試技は105Kg失敗。同日開催の愛知ベンチ大会で久留選手に105Kgのサブジュニア日本記録を持っていかれたもののこれから期待できる選手で環境もよく五泉FCの渡辺さんの指導でぜひともサブジュニアとは言はず、あらゆる日本記録を狙ってもらいたいです。67.5kg級渡部選手(今年の全日本ベンチ3位、今年のアジアベンチチャンプ)が1位。175kgを第1、第2試技で失敗。後がない第3試技で同重量を挙げました。自己記録に及ばない結果となりました。彼はアジアベンチ大会後ほとんどバーベル握っていなかったと言っていました。練習環境が変わり大変でしょうがさらなる飛躍を期待しています。2位には皆川選手がはいり3試技とも成功させ記録は自己ベストタイの107.5Kgでした。失礼でありますがこの年で毎回パワー、ベンチとがんばる姿をみせられ頭の下がる重いです。75kg級篠原選手が1位。記録は120kgで去年と同じ記録でした。82.5kg級鶴橋選手が1位。第1試180kg挑戦しましたが起動がずれバーベルが首に行き補助者がすばやくバーを握り大事に至らず安心しました。記録は第2試技で成功した180kg。自己ベスト更新です。今年の春開催された北信越ベンチでは失格。春の雪辱を果たしました。110kg級新保選手(今年の全日本ベンチ入賞)が1位。第1試技202.5kg挑戦しましたが起動がずれバーベルが額にぶつかり補助者がすばやくバーを握ったもののたんこぶができ大きくはれました。続けて競技できるか心配しましたが第2試技で205kgを成功させ自己新記録達成。当然ながら第3試技は棄権。彼も今年の春開催された北信越ベンチでは失格やっとのところで春の雪辱を果たしました。

自ら持つ日本新記録を更新した、M2の60Kg級の熊谷選手と48Kg級の渡辺選手
ベンチ大会初参加のサブジュニア五十嵐選手

最後に独り言。今回私は選手としてではなく(本当は選手として参加したかったでも仕事上今年の2月から配置転換になりろくに練習もできない環境となったため)審判、役員それも大会実行委員長を仰せつかりました。これは品田理事長が大会直前に仕事で海外に行くことになったためです。不慣れな挨拶等。大会関係者にご迷惑をかけたことと思います。
今年もパンフの広告を取ろうと思い私はムサシさんと今流行のチタンネックレスのファイテインさんにお願いしましたが断られました。代わりに他の人が県内の広告をとり今年も立派なパンフができました。このてんはJPAの理事、東郷さんがお見えになりお褒めのお言葉をいただきました。今回立派なポスターも作り新潟市の体育施設、私が通っているテニスクールに貼らせて頂きました。若干の効果があり会社関係の人から『ポスター見たよ相馬さん写っている』といわれました。反省点も多々あり今回ノーギアのみ競技初開催でコスチュームチェック甘かったと思いました。なかには運動靴はないと言う人もいました。来年以降ノーギア競技のみ開催案内に詳しく服装の事書く必要あるのかな?と思いました。最近の一部の若者は学習能力が‥なんで。それから審判で最近のルール事情がわからない人もいたので今後事前に詳しく審判打ち合わせも必要と感じました。フルギアの部で大事には至りませんでしたが若干名ベンチシャツの軌道がずれました。ベンチシャツの神様、野崎さんが『ちゃんとしたフォームを身につければ記録は出る』とおっしゃられていました。この若干名もちゃんとしたフォームを身につけ今後記録を狙ってもらいたいです。
今大会は4つの日本新記録が出て最後にヒャッとしましたが無事大会も終わり成功しました。

新潟県パワーリフティング協会副理事長
                                     相馬満信