第29回新潟県パワーリフティング・第2回春期新潟県ベンチプレス選手権大会レポート

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まず新潟県パワーリフティング協会はH16年5/26に財団法人新潟県体育協会に加盟承認されました。昨年秋頃より事務局の西野が新潟県体育協会に何度も足を運び努力した賜物です。今後2009年新潟国体のデモスポ競技目指しがんばっていきたいと思います。5/30(日)第29回新潟県パワーリフティング選手権大会、第2回春季ベンチプレス選手権大会が参加合計人数28名(Wエントリー2名)で開催されました。神奈川のアサマTCさんからオープン参加2名来られました。松本選手はマスターズの日本新記録狙い。

パワー女子最優秀選手 52kg級 渡辺敬子選手

パワー男子最優秀選手 67.5kg級 五十嵐貞行選手

パワー競技から。女子44kg級:松本選手はオープン参加。スクワット第1試技100.5kgを成功しM氈AMの日本新記録。続く第2,3は惜しくも失敗。ベンチは3試技とも成功し記録は72.5kg。M氈AMの日本新記録でしたが浅間審判員は止めに関してきびしい判定でした。デットは第1試技110kgダウンかけたが貧血をおこし倒れたため失敗。聞くところによると7kg減量してきたということです。第2,3試技は成功し記録は120kg。Mの日本新記録。トータル292.5kgはMの日本新記録。はるばる新潟まで来た甲斐がありました。女子52kg級:渡辺選手、去年は48kg級でベンチ、トータルのMの日本新記録をだしました。しかしすぐ松本選手に記録をぬりかえられました。今年は階級をあげて参加。スクワットは全て成功し120kg。ベンチは第1,2試技とも止めが甘く失敗。第3試技65kgを成功。デッド第1,2試技は成功し第3試技はあおり等あり失敗。記録は115kg。トータル300kg。女子のMVP。女子56kg級:関川選手は去年よりベンチの記録が若干伸びていました。女子60kg級:熊谷選手は還暦お母さん。最初からM。記録。日本で今まで還暦過ぎた女性パワーリフターがいなかった。新潟県には凄い女性がいるのです。スクワット第1,2試技はしゃがみが浅く失敗、後がない第3試技95kg成功。ベンチは第3試技おとすも記録は60kg。デッドは3試技とも成功。記録は100kg。トータル255kg。全てM。の日本新記録。淺間さんのアドバイスもあり記録が出たと思われます。オープン参加の北村選手は全て第1試技だけやり成功。世界女子パワー出場前の調整でこの大会に出場したと聞いています。

マスターズ3日本新記録 女子60kg級 熊谷幸子選手
Wエントリー 男子67.5kg級 皆川哲也選手

男子67.5kg級:3名とも五泉FCの選手。1位は五十嵐選手。新潟のジュニアの星で昨年は全国高校パワーに出場。その時は60kg級でした。今回はその時(SQ155BP110DL160)より記録はふるいませんでしたがスクワット145kgベンチ115kgデッド157.5kgトータル417.5kgの記録を残し男子のMVP。2位は皆川選手。昨年の新潟大会より記録はふるいませんでしたがスクワット130kgベンチ105kgデッド145kgの記録を残しました。還暦を過ぎ大会前に風邪を引き、調子がいまいちにも関わらずこの記録は頭の下がる思いです。3位は鈴木選手60歳ながら初出場。五泉FCの渡辺さんも心配していましたが記録を残せました。82.5kg級:二人ともノーギア。1位はビルダーの小林選手。昨年秋の県オープンパワーに続きパワーの大会は2回目。その時よりトータルで記録は劣るもスクワット160kgベンチ130kgデッド200kgの記録を残せました。デッドの第2,3試技は無理をして230kg申請し浮くことすらなく駄目でした。2回目に自己記録。3回目に自己新記録に挑戦したほうがよかったかも。2位は白井選手。スクワット170kgベンチ115kgデッド180kgの記録を残し昨年秋の県オープンパワーより記録を伸ばしました。

ベンチ初出場 女子67.5kg級 中沢久美子選手

春ベンチ男子MVP 75kg級 佐藤勝彦選手

続いてベンチ。昨年の大会は6名と参加人数ふるいませんでしたが今年は17名参加で大会関係者を喜ばせました。女子44kg級:松本選手はパワーに続きマスターズの日本新記録狙いでオープン参加。止めを意識して全て成功し記録73kgはM,Mの日本新記録。女子67.5kg級:中沢選手は初出場。記録は第1試技の40kg。第2,3試技は胸の沈み込みをとられ失敗。女子のMVP。男子56kg級:河合選手、記録は75kg。第3試技は惜しくも挙がらずに失敗。男子60kg級:1位は近藤選手。昨年秋の県ベンチでは67.5kg級で記録は100kg。今回の記録は110kg。階級を下げながら記録は伸びました。2位は斉藤選手、昨年秋の県ベンチの時と記録は同じで100kg。3位は井苅選手。彼は国際情報大の学生で今回選手宣誓をしました。記録は80kgでした。男子67.5kg級:1位は皆川選手。記録は105kg。パワーに続き参加。昨年秋の県ベンチ、パワーのベンチと記録は同じも1日2大会は本当に頭が下がります。若い者も負けずに努力しないと駄目ですね。2位は初出場の佐藤昇選手。記録は100kg。男子75kg級:1位は佐藤勝彦選手。記録は157.5kg。彼は常連で昨年秋の県ベンチの記録140kgより挙げ着実に力を伸ばしています。練習場所は自宅車庫だそうです。男子のMVP。2位は上野選手。記録は第2試技の140kg。第1試技は止めが甘く失敗。彼は東京のパワーハウスで練習していたそうです。今春より転勤し柏崎の体育館で練習。3位は石川選手。第1,2試技は止めとお尻が浮き失敗、後がない第3試技成功し記録は115kg。82.5kg級:風間選手は初出場132.5kgの記録を残しました。鶴橋選手は3試技とも挙がらずに失格。110kg級:渡辺選手は初出場。145kgの記録を残しましたが無謀にも第3試技170kgは挙がりませんでした。第3試技自己新狙うのはいいのですが大幅に重量上げるのではなく第2試技プラス5kg〜10kgを申請したほうがいいと思います。
総評として大会前には大会前の練習をすること。個人参加の人で知り合いも参加するなら連絡を取り合うなり準備をして大会に備えて欲しかったです。最低限大会要項に書いてあることは守る。この大会でコスチュームチェツク時Tシャツがない人が若干名いました。それに体重が大幅にオーバーしている人もいました。わからない事があるなら大会事務局に電話するなりしてもらいたかったです。今後講習会を開いたほうがいいのかなと感じました。大会全体としては日本新記録が出て盛り上がりました。アサマTCの淺間さん、辻見さんからも色々お手伝いしていただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
次回は10/24(日)に新潟県ベンチプレス選手権大会があります。会場は新潟国際情報大学です。

新潟県パワーリフティング協会副理事長:相馬満信